第3回「スポーツ国際開発」国際シンポジウム開催

第3回「スポーツ国際開発」国際シンポジウム開催

2015年12月12日(土)に第3回「スポーツ国際開発」国際シンポジウムを開催しました。国内外で実施されているスポーツによる国際貢献の取り組みについて学術的・実務的に議論することを目的として、スポーツを通じた開発に関する5名の研究者と実践者をお迎えして行われました。

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リチャード・ジュリアノッティ氏(ラフバラ大学)をモデレーターに、セッション1では「教育・エンパワーメント」というテーマのもと、ホームレスワールドカップ創設者のメル・ヤング氏が、サッカーを通じてホームレスの人々のエンパワーメントに取り組むホームレスワールドカップの活動ついて講演されました。ヤング氏はホームレスから社会復帰した人々の事例についてお話され、スポーツを用いることで社会を変革できると強いメッセージを送りました。続いてメガン・チャワンスキ―氏(ブライトン大学)が、スポーツを通じた女性と少女のエンパワーメントについて、インドで実施されているGoalプログラムについての研究事例を用いて発表されました。インドの少女のエンパワーメントに都市化が関係しているという調査結果についてご説明され、また開発のためのスポーツの分野における女性と少女に関するより広い視野での研究が求められると提言されました。

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続いて行われたセッションでは「平和構築・災害対応」のテーマでディーン・ラヴィツァ氏(ソールズベリー大学)に、「イベントレガシー・マネジメント」のテーマで山下修作氏(Jリーグ)にご講演いただきました。ラヴィツァ氏は、紛争下の子ども・青少年とスポーツ、ソーシャルインクルージョンなどをキーワードに、ウガンダ北部における元少年兵を対象とした社会心理的スポーツプログラムの研究およびフィールド調査の事例についてお話しいただきました。また、山下氏はJリーグが実施する国際支援活動の事例についてお話しされました。アジアの各地域や難民キャンプなどで実施しているサッカーを通じた国際支援活動や様々な機関との連携に触れながら、誰でも社会貢献のためにスポーツを通して行動できると参加者のみなさんへ伝えられました。

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シンポジウム後半は上記3つのテーマを元に、参加型のワークショップ形式で3つのグループに分かれてディスカッションを行いました。各グループで積極的なディスカッションが行われ、グループごとのコミットメントを作成しました。最後に、シンポジウムの締めくくりとして各グループからのコミットメントは、本シンポジウムに参加した皆さんのスポーツと国際開発への関わりと今後の活動に対する意思表明としてひとつにまとめられました。
Participants Commitmentはこちらからご覧いただけます。

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本シンポジウムには、学生、行政、民間、教育機関等から118名の方に参加いただきました。今後もスポーツを通じた取り組みの発展を目指して活動していきたいと思います。

 

当日の様子はギャラリーページにてご覧いただけます。

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